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警備員が使う無線機とは?現場での活用方法

交通誘導警備の現場では、対向の警備員と常に連絡を取り合いながら安全な誘導を行います。 その連絡手段として欠かせないのが「無線機」です。 特に片側交互通行では、どちら側の車両を通すかを無線で即座に確認し合うことが 事故防止の要となります。この記事では、警備現場で使われる無線機の種類・使い方・運用ルールについて解説します。

無線機の種類

警備現場で使用される無線機は大きく2種類あります。

特定小電力無線機

電波法上の「特定小電力トランシーバー」に分類されるもので、 出力が10mW以下と制限されており、免許や登録が不要で誰でも使用できます。 価格が安く(1台5,000〜15,000円程度)、取り扱いが簡単なため、 小規模な工事現場や短距離での連絡に広く使われています。

  • 通信距離:見通し100〜200m程度(障害物があると短くなる)
  • 免許・登録:不要
  • 使用可能人数:同一チャンネルで複数名が使用可能

業務用デジタル無線機

より広範囲・高品質な通信が必要な現場では業務用デジタル無線機が使用されます。 通信距離が長く(数km〜)、音声が鮮明で、混信しにくい特徴があります。 ただし、電波法上の無線局免許が必要で、導入コストも高くなります。

  • 通信距離:数km〜(中継器を使えばさらに広域対応)
  • 免許・登録:無線局免許が必要
  • 主な用途:大規模工事・複数現場の一元管理・イベント警備
無線機の注意点:警備員が私物のスマートフォンだけで現場連絡を行うことは、通話途絶のリスクがあり推奨されません。無線機(またはインカム)による専用通信が安全確保の基本です。

片側交互通行での無線連携

道路工事での片側交互通行は、無線連携の最も重要な場面です。 一方の誘導員が車両を止めている間に、もう一方の誘導員が反対側の車両を通し、 通り終わったら無線で「○○側、通過よし」と連絡します。

この際の基本的な流れは以下のとおりです。

  • A側誘導員が「A側、通行止め。○台通します」と連絡
  • B側誘導員が「了解」と応答してから車両を通す
  • B側の車両が通り終わったら「B側、通過完了。どうぞ」と連絡
  • A側が受信確認後、止めていた車両を通す

このやり取りを繰り返すことで、双方向からの車両が鉢合わせする危険を防ぎます。 確認不足・聞き間違いが事故につながるため、明確・簡潔なコミュニケーションが求められます。

無線交信のルール

現場での無線交信にはルールがあります。

  • 呼び出し方:「○○から△△、どうぞ」のように送信者・受信者を明確にする
  • 応答:「了解」または「復唱」で確認を取る
  • 終話:「以上」で交信終了を明示する
  • 聞き返し:不明な場合は「もう一度お願いします」と必ず確認する
  • 緊急時:「緊急、緊急」と先に伝えて優先通信を確保する

インカム(イヤホンマイク)の活用

無線機本体だけでなく、イヤホンマイク(インカム)を組み合わせて使うことも多くあります。 インカムを使えば、手がふさがっていても通話でき、誘導棒や旗を持ったまま連絡を取れます。 また、周囲の騒音が大きい工事現場やイベント会場でも、耳元で相手の声を聞き取りやすくなります。 両手を使う場面の多い警備員にとって、インカムは安全と効率を高める便利な装備です。

無線機の点検とトラブル対応

無線機は、いざという時に確実に使えなければ意味がありません。業務前の点検と、トラブル時の対応を身につけておくことが大切です。

  • 業務前点検:電源・電波・バッテリー残量を確認し、対向員と通話テストを行う
  • 予備バッテリー:長時間の現場では予備の電池を携帯する
  • チャンネル確認:周囲の現場と混信しないよう、使用チャンネルを確認する
  • 故障時:すぐに代替手段に切り替え、車両を一時停止させて安全を確保する

無線が使えないときの代替手段

バッテリー切れや故障で無線が突然使えなくなることもあります。 そんな時に備えて、代替の連絡手段を用意しておくことが重要です。 手旗信号やホイッスル、状況によってはスマートフォンなどを使い、対向員と連絡を取ります。 無線が復旧するまでは、無理に車を通さず、双方の車両を停止させて安全を最優先にします。 「無線が使えない=危険な状態」と認識し、慎重に対応することが事故防止につながります。

無線スキルは練習で上達する

明確で簡潔な無線交信は、一朝一夕には身につきません。定型文を覚え、繰り返し使うことで、自然とスムーズに話せるようになります。 新人のうちは、言葉に詰まったり、確認を忘れたりすることもありますが、経験を重ねるうちに改善します。 大切なのは、分からない時に聞き返すことを恐れないこと。 「たぶん大丈夫」ではなく「確実に確認する」姿勢が、安全な誘導を支えます。

レンタル費用の扱い

無線機は警備会社が所有・管理するケースがほとんどです。 発注側から見た場合、無線機の使用料(レンタル費用)が警備費用に含まれているかどうかを 見積もり段階で確認することが重要です。

  • 多くの場合:基本的な無線機使用料は警備費用に含まれる
  • 別途請求の場合:1台あたり500〜1,500円/日程度が相場
  • 大規模現場:業務用デジタル無線機の場合は別途費用が発生することがある
SAIZEN警備保障株式会社では、交通誘導警備に必要な無線機を会社で準備・管理しています。無線機の費用については見積もりに明記しますので、ご安心ください。

無線連携が安全の土台になる

交通誘導、特に片側交互通行では、無線による連携がそのまま安全に直結します。 対向の誘導員と確実に連絡を取り合えてこそ、車両を安全に交互に通せます。 逆に、連絡が曖昧だったり、確認を怠ったりすると、双方から車が進入する重大事故につながりかねません。 だからこそ、警備員は無線交信の基本を徹底し、「確認に確認を重ねる」姿勢を貫きます。 無線は単なる連絡道具ではなく、現場の安全を支える命綱なのです。

無線機に関するよくある質問

無線機は発注者が用意する必要がありますか?

いいえ。多くの警備会社では無線機を自社で準備・管理しています。SAIZEN警備保障でも会社で用意しているため、発注者が手配する必要はありません。

無線機の使い方は難しいですか?

基本的な操作は簡単で、研修で使い方を学べます。定型の言い回しを覚えれば、未経験の方でもすぐに使えるようになります。

1名だけの現場でも無線機は使いますか?

一人現場では対向員との連絡は不要ですが、現場責任者や会社との連絡のために携帯することがあります。緊急時の連絡手段としても役立ちます。

スマートフォンではダメなのですか?

連絡が取れる点では便利ですが、通話に時間がかかり、即座のやり取りには向きません。瞬時の連携が求められる誘導では、専用の無線機やインカムが基本です。

まとめ

警備現場での無線機は、安全な誘導を実現するための重要なツールです。 適切な機種の選択と、正確な交信ルールの遵守が事故防止につながります。 特に片側交互通行では、無線による連携が命を守るインフラとも言える存在です。

SAIZEN警備保障株式会社は、広島県内での交通誘導警備において、 無線機を活用した高品質な警備サービスを提供しています。 無線機を含む資機材の手配から、現場の安全管理まで一括してお任せください。

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