警備員の教育訓練|新任教育20時間の内容とは
「警備員の仕事に興味があるけれど、未経験でも大丈夫?」という方に向けて、 警備業界の教育制度について詳しく解説します。 警備業法では警備員が業務に就く前に受けなければならない教育が法定されており、 「新任教育」として最低20時間以上の研修が義務づけられています。 この記事では、その内容と広島のSAIZEN警備保障の研修体制を紹介します。
法定教育の概要
警備業法第21条では、警備業者は警備員に対して「教育」を実施することが義務づけられています。 新任の警備員に対して実施する「新任教育」は以下の構成が定められています。
- 基本教育:警備業全般に関する基礎的な知識・技能
- 業務別教育:担当する警備業務の種別に応じた専門教育
- 合計:基本教育と業務別教育を合わせて20時間以上(入社後、業務従事前に修了が必要)
新任教育の時間は、基本教育と業務別教育を「合わせて20時間以上」と定められており、それぞれの内訳(時間の配分)が固定されているわけではありません。かつては基本教育・業務別教育がそれぞれ15時間以上(合計30時間以上)とされていましたが、2019年(令和元年)の警備業法施行規則の改正により、合計20時間以上に短縮されました。
教育は「座学(学科)」と「実技(実習)」に分けて実施されます。 すべて修了して初めて現場に出ることができます。
基本教育の内容
基本教育では、警備業務全般に共通する基礎知識と技能を学びます。
- 警備業法:警備業法の目的・警備業者の義務・警備員の責務など法律の基礎
- 関係法令:道路交通法・刑事訴訟法など警備業務に関連する法律の基礎
- テロ・犯罪対策:不審者の発見・通報・初動対応の方法
- 護身術:危険から身を守る基本的な動作・技術(実技)
- 応急処置:けが・急病に対するAED使用法・心肺蘇生法(実技)
- 服務規律:勤務態度・報告・連絡・相談の基本、倫理規範
業務別教育の内容
業務別教育は、実際に担当する警備業務の種別に応じた専門的な知識と技能を学びます。 交通誘導警備(2号警備)の場合は以下の内容が含まれます。
- 交通誘導の基本動作(誘導旗・誘導棒の使い方)(実技)
- 片側交互通行の実施手順(実技)
- 無線機の使い方と交信ルール
- 現場での危険予知活動(KY活動)
- 道路工事現場の安全管理
SAIZENの研修体制
SAIZEN警備保障株式会社では、法定の新任教育20時間を確実に実施した上で、 さらに独自の研修プログラムを追加しています。
- OJT(現場同行):初めての現場は先輩警備員が同行し、実際の業務を見ながら覚えられる
- 定期研修:在籍後も定期的な技能確認・安全研修を実施
- 資格取得支援:交通誘導警備業務検定の取得を会社がサポート(テキスト提供・模擬試験など)
未経験者の安心ポイント
「警備の仕事は未経験だけど、ちゃんとできるか不安」という方に伝えたいポイントがあります。
- 業界未経験者の割合が高い仕事のため、1から教えてもらえる環境が整っている
- 法律で「研修を修了するまで現場に出せない」と定められているため、準備が整ってから就業できる
- 最初は先輩と一緒に現場に出るため、一人でいきなり対応する状況にはならない
- 年齢・性別問わず活躍できる職場で、体力よりも丁寧さ・正確さが求められる
新任教育のあとも続く「現任教育」
警備員の教育は、新任教育で終わりではありません。 すでに働いている警備員に対しても、警備業法に基づいて「現任教育」を定期的に実施することが義務づけられています。 現任教育では、法令の改正や新しい安全基準、これまでの業務の振り返りなどを学び、知識と技能を最新の状態に保ちます。 こうした継続的な教育があるからこそ、警備員は常に一定水準の安全な業務を提供できるのです。 学び続けることが、プロの警備員であり続けるための条件といえます。
教育を受けることの意味
法定の教育は、単なる手続きではありません。 警備員は、人や車の安全を預かる責任ある仕事です。 誤った誘導や知識不足は、重大な事故につながりかねません。 だからこそ、現場に出る前にしっかりと知識と技能を身につけることが、自分自身と通行する人々を守ることにつながります。 教育を通じて「なぜそうするのか」を理解することで、自信を持って現場に立てるようになります。
研修で身につく3つの力
新任教育を通じて、警備員として欠かせない力が身につきます。
- 法令の知識:警備員の権限と限界を理解し、適法に業務を行う力
- 誘導の技能:旗や誘導棒を使った正確な合図、片側交互通行の手順
- 緊急時の対応力:事故・急病など、いざという時に落ち着いて動く力
これらは、研修と現場経験を重ねるなかで、着実に自分のものになっていきます。
未経験から一人前になるまで
未経験で入社した方が一人前の警備員になるまでには、いくつかの段階があります。 まず新任教育で基礎を学び、次に先輩と一緒に現場に入るOJTで実践を経験します。 最初は補助的な役割から始め、慣れてきたら少しずつ持ち場を任されるようになります。 やがて一人で現場を任され、さらに経験を積めば資格を取得し、後輩を指導する立場へと成長していきます。 この一歩ずつのステップがあるからこそ、未経験からでも安心してプロを目指せます。
教育の質が警備の質を決める
同じ警備員でも、受けてきた教育の質によって、現場での対応力は大きく変わります。 しっかりとした教育を行う警備会社の警備員は、法令を理解し、的確に誘導し、緊急時にも落ち着いて対応できます。 発注者にとっても、教育に力を入れている警備会社を選ぶことは、安全で質の高い警備を受けることに直結します。 教育は、警備の品質を支える土台なのです。SAIZEN警備保障は、法定教育に加えて独自の研修にも力を入れています。
新任教育に関するよくある質問
研修期間中も給与は出ますか?
多くの警備会社では、研修期間も有給で実施されます。SAIZEN警備保障でも、研修期間中から給与が発生します。
研修についていけるか不安です。
未経験者を前提とした分かりやすいカリキュラムなので、安心してください。 多くの方が未経験からスタートし、研修を経て現場で活躍しています。
研修はどこで行いますか?
SAIZEN警備保障では社内で研修を実施しています。座学と実技をバランスよく学べる体制を整えています。
研修にはどのくらいの日数がかかりますか?
新任教育は合計20時間以上で、数日に分けて実施します。その後OJTを経て、おおむね数週間で現場デビューが目安です。
まとめ
警備員の新任教育は法律で定められた重要な研修制度です。 基本教育と業務別教育を合わせて20時間以上の研修を修了することで、 警備員として現場に就くことができます。 この教育制度により、未経験者でも安全・確実に業務を始めることができます。
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