警備員がやってはいけないNG行動|信頼される誘導のために
警備員は、現場の安全とスムーズな交通を守る責任ある仕事です。 だからこそ、ちょっとした不注意やNG行動が、事故やトラブル、そして信頼の低下につながります。 この記事では、警備員がやってはいけないNG行動を具体例で挙げながら、なぜダメなのか、どうすればよいのかを、広島のSAIZEN警備保障が解説します。 これから警備員を目指す方も、日々の業務を見直したい方も、ぜひ参考にしてください。
NG① 権限を超えた強制的な誘導
警備員には、交通整理のような法的な強制力はありません。 にもかかわらず、「なぜ止まらないんだ」とドライバーを強制的に従わせようとしたり、車を無理に止めさせようとしたりするのは、越権行為にあたります。 警備員の誘導はあくまで「お願い」です。 相手に伝わる丁寧な合図と態度で、協力を得ることを心がけましょう。 強制ではなくお願いだからこそ、分かりやすい誘導の技術が大切になります。
NG② 「ながら誘導」・よそ見
スマートフォンを見ながら、私語をしながら、ぼんやりしながらの「ながら誘導」は、絶対に避けなければなりません。 警備員が注意をそらした一瞬に、車両や歩行者との事故が起こる可能性があります。 また、そうした姿はドライバーや通行人に不信感を与え、誘導に従ってもらいにくくなります。 業務中は常に周囲に注意を払い、「見ている・気づいている」姿勢を示すことが、事故防止と信頼の両方につながります。
NG③ 車道での危険な立ち位置
車道の真ん中や、車の死角に立って誘導するのは非常に危険です。 誘導員自身が車両に接触される事故は、実際に起きています。 立ち位置の基本は、車道に出すぎず、路肩や歩道など安全な場所から誘導することです。 また、ドライバーからはっきり見える位置に立ち、いつでも退避できる体勢を保ちます。 「自分の身は自分で守る」という意識が、安全な誘導の前提になります。
NG④ 曖昧な合図・独断の進行合図
「止まれ」か「進め」か分からない曖昧な合図は、ドライバーを迷わせ、事故の原因になります。 合図は大きく、はっきりと、停止と進行を明確に区別して行いましょう。 特に片側交互通行では、対向の誘導員と無線で確認せずに独断で進行合図を出すのは、正面衝突を招く危険な行為です。 必ず相手と確認を取り合ってから合図を出すことが、命を守る基本です。
NG⑤ 感情的なクレーム対応
ドライバーや近隣の方から強い言葉を向けられても、感情的に言い返してはいけません。 警備員は現場の「顔」であり、その対応が発注者や会社の評価にも直結します。 クレームには、まず落ち着いて相手の話を聞き、丁寧にお詫びと説明をします。 自分だけで解決できないことは、現場責任者に取り次ぎます。 冷静で誠実な対応が、トラブルを最小限に抑え、信頼を守ります。
NG⑥ 報告を怠る
ヒヤリハットや小さなトラブルを「大したことない」と省略して報告しないのも、避けるべき行動です。 報告されない小さな出来事が、後の大きな事故の見逃しにつながります。 どんなに些細なことでも、気づいたことは現場責任者や会社に報告・記録することが大切です。 報告は面倒な作業ではなく、次の安全を守るための重要な仕事の一つです。
NG⑦ 身だしなみの乱れ・服装違反
だらしない服装や、制服を正しく着ていない状態も避けなければなりません。 警備員の身だしなみは、信頼感や視認性に直結します。 反射ベストを正しく着用し、ヘルメットのあご紐を締め、清潔感のある服装を保つことが基本です。 きちんとした身だしなみは、ドライバーや歩行者に安心感を与え、誘導への協力を得やすくします。 装備を正しく着けることは、自分の身を守ることにもつながります。
NG行動を防ぐために大切なこと
これらのNG行動に共通するのは、「油断」と「基本の軽視」です。 逆に言えば、基本を一つひとつ丁寧に守ることで、多くのNG行動は防げます。 始業前の点検、正しい立ち位置、明確な合図、確実な連携、丁寧な対応、そして報告——こうした基本の積み重ねが、事故のない現場と信頼をつくります。 ベテランほど、当たり前のことを当たり前に続けることの大切さを理解しています。 現場の心得については「ベテラン警備員が教える現場の心得10か条」もご覧ください。
NG行動が招く3つの損失
警備員のNG行動は、大きく3つの損失を招きます。 1つ目は「事故」。ながら誘導や危険な立ち位置は、重大な事故に直結します。 2つ目は「信頼の低下」。だらしない態度や感情的な対応は、ドライバーや近隣、発注者からの信頼を失わせます。 3つ目は「工事の遅れ」。トラブルや事故が起きれば、工事が中断し、関係者全員に迷惑がかかります。 たった一つのNG行動が、これほど大きな損失につながるのです。だからこそ、基本を守ることが何より大切です。
良い警備員とNGな警備員の差
良い警備員とNGな警備員の差は、特別な才能ではなく、「基本をどれだけ丁寧に続けられるか」にあります。 良い警備員は、当たり前のことを当たり前に、毎日きちんと続けます。 始業前の点検を怠らず、正しい立ち位置を保ち、明確な合図を出し、丁寧に対応します。 一方、NGな警備員は、こうした基本を「面倒だから」と省いてしまいます。 その小さな差が、数年後には大きな信頼の差となって表れます。基本の徹底こそ、一流への道です。
未経験者が気をつけたいこと
未経験で始める方は、最初のうちは緊張して周りが見えなくなりがちです。しかし、焦る必要はありません。 まずは先輩の動きをよく見て、正しい基本を一つずつ覚えていきましょう。 分からないことは、その場で質問することが大切です。「知らないままやってしまう」ことが、NG行動につながります。 素直に学ぶ姿勢があれば、誰でも基本を身につけ、信頼される警備員へと成長できます。
警備員のNG行動に関するよくある質問
未経験だとNG行動をしてしまわないか不安です。
入社後の研修で基本を学び、最初は先輩と一緒に現場に入るので安心です。分からないことはその場で確認しながら、正しい動きを身につけていけます。
ドライバーに怒られたらどうすればよいですか?
感情的に対応せず、落ち着いてお詫びと説明をします。解決が難しい場合は現場責任者に取り次ぎます。詳しくは「歩行者への声かけ・コミュニケーション術」もご覧ください。
スマートフォンは一切使えないのですか?
業務中の「ながら操作」は厳禁です。ただし、緊急時の連絡手段として携帯することはあります。使用は緊急連絡など本当に必要な場面に限り、誘導中は目の前の安全に集中しましょう。
まとめ
警備員のNG行動には、越権行為・ながら誘導・危険な立ち位置・曖昧な合図・感情的な対応・報告漏れ・身だしなみの乱れなどがあります。 いずれも「油断」と「基本の軽視」から生まれるもので、基本を丁寧に守ることで防げます。 事故のない現場と信頼は、正しい行動の積み重ねによって築かれます。 安全を大切にする警備は、広島のSAIZEN警備保障にお任せください。
警備に関するご相談・お問い合わせ